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ホーウィンのコードバンやクロムエクセル、バダラッシのリスシオなどでApple Watch用の時計ベルトを作成しました。


経年変化を早く楽しみたい方はイタリア/バダラッシ社のリスシオ、ゆっくり永く楽しみたい方はイタリア/ワルピエ社のブッテーロ、仕事やアウトドアでガンガン使いたい方は多少の水濡れなどは弾き返すアメリカ/ホーウィンのクロムエクセルがおすすめです。

もちろん、Apple Watch用以外の時計ベルトもご希望のサイズ、ラグ幅でお作りしますのでお問い合わせください( 制作例1,  制作例 2  )


※普通の手縫いオーダー時計ベルトはこちら


どれも1本1本 革の端を丸く削り、丁寧に磨き上げ、最後に強度を上げるためネン(熱を加えて堅牢性を出す作業)を入れて仕立ててあります。(裏面は毛羽立ちを抑え、つけ心地がいいようにスムース加工を施してあります)

尾錠や金具留めは全て手縫いで仕立て、糸にはランスの高級麻糸 Fil Au Chinoisのワックスリネン糸を使用しています(ブラックの金具には黒糸、シルバーの金具には白糸を使用)



時計ベルトのカラーバリエーション
黒の時計ベルト

キャメルの時計ベルト



更新日:3月19日


オーダーメイド時計ベルトを作製させて頂きました。


茶色をご希望で上品に見せたいとのことで...

使う革や作りが違えば見え方も変わり, 好みの問題もあると思ったので今回は雛形を作って2パターンほど提案させて頂きました。


一つは一枚革のシンプルタイプを, もう一方は革芯を入れて貼り合わせたスタンダードなタイプ

結果,一枚革での作製が決まりブッテーロのチョコで作らせて頂くことに


時計ベルト試作

美錠はお客様の手持ちのものを使用させて頂いてボロボロになった帯部分の付け替えです。

まずは厚みを決めました, 雛形は2m/mで作りましたが合わせる時計とのデザインやバランスを考え, ほんの少し厚みを持たせ2.3m/mで, 一枚革なので肌に当たる部分を滑らかにする為の裏処理をすると0.1m/mほど厚みが潰れていい時計本体のケースとの相性の良いバランスになりました。


時計ベルト試作

次にサルカンを作製,上品な感じ希望なので軽めの感じにしようと最初0.8m/mで作ってみたらアンティークな感じで無骨な時計本体ケースとのバランスがイマイチだったので1.0m/mで作り直して合わせてみるとしっくりきたので1.0を採用, 飾りと強度アップも兼ねてネンを入れてサルカン用の帯が完成


時計ベルト磨き

サルカンの用の帯はいくつか繰り返してお試しで作るので長めに作っておきます。

使っていくうちにどうしても多少は伸びるのでベルトを通した時にほんの少しだけ,ややキツくなるよう最適の長さを割り出して作製


時計ベルトサルカン

ここから集中してしまい写真があまりないですが帯本体も同じように裏処理して革の端を丸く処理してネンを入れて作製しました。


本体とどのように接続するか悩みました...

スタンダードにステッチを入れたりしていくつか試してみたりしたのですがアンティークな時計とのバランスを考えてなるべく目立たないステッチで糸もシノアの麻糸でシンプルに, 強度的に化繊の糸より劣るのですが時計との相性を重視

サイズホールもいろいろ試し,使い初めはキツめですが経年変化を見越して小さめの物を採用



時計ベルトサンプル


帯が完成して時計本体と接続して完成

これから使っていくうちに時計を引き立てる名脇役になれれば良いかなと思います

ありがとうございました

オーダーメイド時計ベルト


オーダーメイド時計ベルト完成

オーダーメイド時計ベルト完成2


オーダーメイド時計ベルト完成3

 

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