手巻きミリタリーウォッチのナイロンベルトからコードバン時計ベルトに交換、今回はアメリカ ホーウィン社のシェルコードバンを使ってサルカン2個使いで綺麗め、上品に仕上げました。
余談ですが、この時代のミリタリーウォッチはTIMEXキャンパーのようなプラスチックケースで使い捨ての支給品が多く出回っていますが、今回のモデルは1966年のベンラス社製、SSケースでムーブメントもスイス、MILスペックに支給コードと... キャンパーも好きなのですが、こちらもたまらない一品
今回はナイロンベルトのミリタリーっぽい無骨な感じから、イメージを変えて上品でフォーマルにも合わせられるようにアメリカ/ホーウィン社のシェルコードバンを使いました。
(ベンラス社の時計ということでアメリカつながりで相性も良いかなと)
まずは裁断して切り出し、一枚革仕立てなので肌に面する裏面をツルツルに加工し、革の端を丸く落としました。この後、色入れ、磨き、ネン入れと行うのですが作業し始めると写真撮るのを忘れてしまい...
気がつくとだいたいパーツが出来上がってしまい...
サルカンサイズを厚みやテンション考えながら似たような革を使って決めていきます
時計のサルカンは使っていくうちに多少の伸びを考え、いつも少しキツめに作ります。
ケース組み付け位置や、サイズ調整穴の大きさなどいろいろテスト、決定してパーツ完成
サイズが決まれば本体に組み付けて出来上がり。
耐久性も考え手縫い糸は化繊系にしようかと思ったのですが、どうしても今回の時計や革には麻糸の方が上品に見えて麻糸に。
アナログ、アンティーク系の時計に一枚革仕立ての場合は麻糸などナチュラル素材との相性が良いように見えるんですよね...
サルカン二個使いなので遊びもなくホールド感もバッチリ、綺麗目でありながらもどこか無骨な感じもするので、少しはミリタリー時計の良さを活かせたかなと個人的には思っています。
※この他にブッテーロやブライドルなどでも作製可能です。基本的に尾錠は時計サイズの問題がありますので、元から付属のモノを転用して作製します。
ブッテーロでの作成例、作る工程はこちらの方が詳しく書いていますのでよろしければご覧ください
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